給湯器トラブルシューティング

お風呂のトラブル

白いお湯が出る

給水中に細かな空気が含まれているのが、温度と水圧の関係で膨張する事で白くなります。また、工事等で断水をした際に、水道管の中に空気が入り、それが小さな気泡となって出る場合もあります。いずれも、コップなどに入れてしばらく置くと次第に透明になるため問題はありません。
工事で断水した直後は水が濁ることもありますので、しばらく出して透明になってから使用してください。

青いお湯が出る

給湯器や給湯配管は主に銅パイプからできています。配管の中で微量の銅イオンが水中に溶け込んで青色に見える事が稀にあります。
人体には無害ですが、味がおかしいこともありますので、朝一番のお湯は3リットル位を容器に受け雑用水にお使いください。

赤いお湯が出る

近所で水道工事などがあった場合、赤や赤茶色等の色の付いたお湯が出ることがあります。これは、配水管の内部に付着した鉄錆等の鉄分が流速の変化などにより一時的に流れ出したもので、しばらく出しておくと透明になります。
給湯器には赤錆の出る材質は使っておりませんので、頻繁に出るようでしたら水道屋さんに相談してください。

シャワーの温度(湯温)が変化する

シャワーの使いはじめに湯温変動がありますので、かならず手のひらで湯温を確認してからお使いください。また、シャワー休止中に別の湯栓から3リットル以下のお湯を使っていると、機器や配管が水に置き換わりますので、びっくりするほど低温のお湯が出ることがあります。

台所でお湯を使用するとお風呂のお湯が水になってしまう

お湯を2か所同時に使用してどちらかの湯量が少なくなったり、温度が下がってしまう場合給湯器の号数が合っていない可能性があります。給湯器の号数は家族の人数や利用状況によって選びます。16、20、24号と号数が上がると給湯能力があがり、作るお湯の量が増えます。そのため現在のご利用で不便を感じることが多い場合給湯器の買い替えのご検討をおすすめいたします。

追いだきでお湯が温まらない

追いだきをしてもお湯が温まらないときまず確認していただきたいのはお湯の出入り口(循環アダプター)のフィルターです。フィルターが湯垢などで汚れているとお湯の循環不良で追いだき機能がうまく働かない場合があります。フィルターの定期的なお掃除で快適なバスタイムを楽しみましょう!

お湯になるまで時間がかかる

給湯器は一定の水量以上で点火する仕組みになっているので、出湯量が少ないと点火しない事があります。お湯にならないときは出湯量を多くしてください。実際に蛇口からお湯が出てくるまでには、水温や水圧、給湯配管の長さによって時間差が生じますのでご留意ください。

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自然現象によるトラブル

寒い日に排気口より白煙が出る

寒い日に息を吐くと白くなるのと同じ現象です。ガスが燃焼すると排気されるガス中に多量の水蒸気が混じります。気温の高いときには大気に溶け込みますが、冷えてきますと白い煙に見えるようになります。

寒いとき給湯器から突然異音がする

給湯器は凍結を防ぐために、機内温度が約3℃を下回るとヒーターが作動します。これで機器の凍結は防ぐことができますが、追い焚き配管が凍結する場合があります。
それを防ぐため、ポンプを循環させて追い焚き配管を凍結から守るようになっています。異音はこの時のポンプ音です。(気温の下がる夜中から早朝に動作することが多いです。)
追い焚き配管が凍結してしまいますと融けるまで追い焚きができませんので、ご留意ください。

給湯器が凍結した

万一、配管が凍結した場合には、無理に溶かそうとはせず、自然に解凍するまで待ってください。突然熱湯をかけると、配管が破裂するおそれがあるので要注意です。また、水が出るようになっても、ガス給湯器本体や給水・給湯配管から水が漏れていないかなどを確認してからご使用ください。

落雷の後でリモコンが消えた

雷の過電流により、器具内のブレーカーが作動した可能性があります。一度、電源コンセントのプラグを抜き差ししてみてください。直らない場合にはメーカー修理を手配してください。

激しい雨や台風の後にお湯が出なくなった

たくさん雨が降った場合、給湯器の内部に雨水が入ってしまい、着火できないこともあります。この場合、丸1〜2日乾燥するのを待ってみましょう。それでもダメなら、メーカー修理を手配してください。

地震の後に給湯器が点火しなくなった

ガスメーターは、大きな地震があった場合、自動的にガス供給をストップさせる機能がついております。ガスメーターを確認し、復旧作業を行ってください。復旧しない場合はガス会社に連絡してください。

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老朽化によるトラブル

給湯器の外装下部の錆びがひどい

器具内部の腐食が進み、電装部品の故障やガス漏れの恐れがあります。経年劣化が進んでいることが考えられますので、メーカー点検または給湯器の交換をご検討ください。

給湯器の下部が濡れている

器具内部の腐食が進み、電装部品の故障やガス漏れの恐れがあります。経年劣化が進んでいることが考えられますので、メーカー点検または給湯器の交換をご検討ください。

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その他のトラブル

エコジョーズに交換したら水漏れした

給湯器から排水溝に伸びている管から水漏れしている場合、エコジョーズの特徴である “ドレン排水” と思われます。この場合、給湯器の故障による水漏れではありませんので、どうぞご安心ください。もしも、上記以外の場所からの水漏れやそれ以外の現象がある場合は、メーカーに点検をお願いしてみると良いでしょう。

ご近所から給湯器の騒音の苦情がきた

騒音の原因にもよりますが、給湯器内部からの異音の場合は、メーカーに修理を依頼してみてください。自分で異音の原因を探すことはとても危険です。振動による共鳴の場合は建物に原因がある可能性もありますので、設置した会社又は建物を作った会社に相談してみてください。

排気口から黒い煙が出たり、排気口の周りが黒くなる

ガス機器が燃焼するときには大量の空気を消費します。何らかの影響で空気の供給が阻害されると、不完全燃焼となり、黒い煙が出るようになります。
不完全燃焼をしている場合、一酸化炭素中毒の恐れがあります。早急にメーカーへ点検手配をしてください。

ガス漏れを感じた時は

ガスの元栓(できればガスメーター側の元栓)を閉じ、ガス会社に連絡してください。点検に来るまでの間は火気を使用しないようにしてください。

給湯器の電源が入らない

お外や室内に設置されている給湯器の電源コードのプラグをコンセントから一度抜き、再度差し込んでください。それでも復旧しない場合はメーカーの修理受付センターに連絡してください。

停電したあとは

停電後、お湯はりをする前に必ずリモコンを確認してください。停電でリモコンの運転スイッチがオフになり、湯量などの設置が初期化されている可能性があります。停電後はガス給湯器に限らず電化製品は一通りチェックすることをおすすめします。

2016/12/26